東京での一人暮らしは大変

友達夫婦は大学卒業後、東京で就職し一人暮らしを始めました。東京での一人暮らしは大変で、給与の中から家賃や生活費を払うと余裕がありません。実家暮らしの同僚のように、欲しいものを買ったり遊びに行ったりすることができずに、毎日節約生活をしていました。 周りの子がうらやましく、時にはキャッシングをしてお金を調達し、一緒に遊びに行くこともありました。最初は次の給与が入ったら返済できるという気持ちだったのですが、そのうちボーナスが入ってから返済するようになりました。しかし、実家へ帰省したり、甥や姪にプレゼントを買ったりすることで、親に借金がばれないように振る舞うようになってしまいました。 そんな時に二人は知りあい、結婚することになりました。二人とも同じような立場にあり、お互いに100〜200万円の借金を抱えていました。結婚式は新婚旅行も兼ねてハワイで行い、披露宴はなしになりました。披露宴は行わなくても、親せきや親からたくさんのお祝いをもらいました。結婚式の後、日本に戻ってきてから、お祝いのお金で借金の返済に充てました。 結婚時はお互いに借金があったものの、無事返済ができました。周りにも同じような人がいます。地方から東京に出て働くのも大変です。給与の水準は高いものの、家賃も高く生活費もかかります。地元の友人からはうらやましがられたので愚痴も言えません。夫とは同じ思いをしていたので、借金に対して寛大な気持ちで許せたし、結婚することができました。

債務整理 弁護士 北九州

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