献身的な彼女

友達に借りた車で事故ってしまったため、修理代の50万を街金から借金した。

友人、「どうして街金から借りたの?相談してくれたら何とかしたのに」
私、「だったら、お金を貸して」
友人、「えっ!?」
これ以降、友人との付き合いは無くなった。

彼女、「借金は返したの?」
私、「まだ返してない」
彼女、「ヤバくない?」
私、「メッチャヤバイ」
彼女、「どうして返さないの?」
私、「どうしてって、返すお金が無いからだよ」
彼女、「働いて返せば良いじゃない」

彼女の勧めで、デリヘルの送迎の仕事をするようになった。
彼女、「遅刻するわよ」
私、「先に行ってて」
遅れて店に着くと、彼女がいたのは、彼女はデリヘル嬢だから。

車の中
私、「今日、何、食べる?」
彼女、「・・・」
私、「ねえ、聞いてる?今日、何、食べる?」
彼女、「・・・」
私、「ねえ」
彼女、「聞いてるわよ!」
彼女の機嫌が悪いのは、お客さんに酷いことをされたから。

彼女がデリヘルで働くようになると、私の借金は2ヶ月で返すことが出来た。

私、「今日、何、食べる?」
彼女、「・・・」
私、「ねえ、聞いてる?」
彼女、「聞いてるわよ。私がデリヘルで働くことに何とも思わないの?」
私、「・・・」
返事をしなかったのは、彼女がデリヘルで働くことに何とも思ってないから。

彼女は入店3ヶ月で、売り上げナンバーワンのデリヘル嬢になった。
私、「お祝いしようか?」
彼女、「お祝いなんてして欲しくないわよ」
私、「何、怒ってるの?」
彼女、「私がデリヘル嬢を続けて、貴方平気なの?」
私、「・・・」
黙ってはいたが、彼女がデリヘル嬢を続けるのは、全然平気。

彼女、「デリヘル嬢を辞めたいの」
私、「辞めれば良いじゃない」
彼女、「本当に辞めて良いの?」
私、「うん」
デリヘル嬢を辞めた彼女は、現在、私の借金を返すためにソープで働いている。

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