大学生の時に、同じパン屋でバイトしていた友達。そいつが大の競馬好きで、週末になると決まって馬券を買っていました。買う金額が100円、500円ならまだかわいいが、その友達は何万円もの大金を一度に突っ込む。当たればいいけど、ハズレたらパー。
勝てればいいけと、毎回勝てるわけはナイ。
バイト代は時給1000円。1か月フルに働いても給料はたかがしれている。
競馬にハマる友達。彼も自分のバイト代だけでは競馬を続けるのは無理。だから、バイト仲間からよくお金を借りていました。ちなみに、私も最高で20万円ほど貸していました。もちろん、キッチリ回収しましたが・・
一緒に働くバイト仲間には返してもらえない人もいた。
だから、その競馬好きの彼にお金を貸す人もいなくなり、彼は孤立していった。でも、どうしても競馬がやめられない彼は、何を血迷ったか、とあるビルの6階にある、どう考えても怪しい消費者金融にいったそうです。
詳しい内容は定かではありませんが、彼いわく「その事務所は煙でモクモクしていた」と言っていました。察するにその消費者金融は、タバコをふかしながら獲物を待っている輩がいるヤミ金であることは容易に想像できました。
彼はそのヤミ金で50万円借りて、競馬で大勝負したそうです。
結果はというと?
見事に惨敗。
その後、しばらくすると、バイト先のパン屋に柄の悪い人が頻繁に訪れるようになりました。ヤミ金に手を染めてしまった彼が、パン屋の路地で柄の悪いお兄さん達に首根っこを掴まれているところを見た私は、マジでヤミ金は怖いとつくづく思いました。
だから、お金に困っても、ヤミ金だけには手を出さないでくださいね!